【カラコン】遠近両用コンタクトの仕組みと選び方|設計(CN/CD)×ADD×瞳孔サイズで“遠・中・近”を最適化

遠近両用(マルチフォーカル)は、設計タイプ(中心近用=CN/中心遠用=CD)、加入度数ADD、瞳孔サイズの相性で“遠・中・近”のバランスが決まります
まずは処方の近傍から試し、遠方→PC距離→読書距離の順で見え方を確認
【結論】
CN/CDの設計で“どの距離を優先”かを決める
ADDは最小から、必要時のみ段階UP
遠→中→近の順で用途評価し、実質額で決定
- CN(中心近用)=読書/PC寄り、CD(中心遠用)=遠方/運転寄り
- ADDは最小(Low→Mid→High)でハロー/グレアを抑制
- 瞳孔サイズ/照明が見え方に影響(夜間はCNで近好転・遠やや甘)
- 判断は実質額=税込+送料−還元でシンプルに
なぜCN/CD×ADD×瞳孔か
- 設計(CN/CD)で遠近の配分が変わる=用途に直結
- ADD上げすぎはハロー/グレアや遠方低下の原因
- 瞳孔サイズ/照明により同じ設計でも体感が変動
- モノビジョンは左右差で近見を補う手段(慣れに個人差)
- 費用は実質額=税込+送料−還元で迷いをなくす
手順:用途決定→設計→ADD最小→昼夕評価
- ① 生活優先度を決める:遠方(運転/屋外) or PC/読書
- ② 設計選択:遠優先=CD/近・中優先=CN
- ③ ADDは最小(Low)から開始→必要時のみMid/Highへ
- ④ 遠→PC→近の順で見えを評価(昼/夕方で2回確認)
- ⑤ 合わなければ設計変更またはモノビジョンの試行
- ⑥ コストはクーポン×ポイント最大化×価格比較で実質額最小化
設計と選び分け早見
| 設計/手法 | 距離優先 | 合う人 | 注意 |
|---|---|---|---|
| CN(中心近用) | 近・中(PC/読書) | 在宅/オフィス作業多め | 遠方はやや甘くなること |
| CD(中心遠用) | 遠(運転/屋外) | 通勤・スポーツ・運転多め | 近方はADD次第で調整 |
| ADD(Low→High) | 近方の明瞭化 | 必要最小で段階UP | 上げすぎはハロー/遠低下 |
| モノビジョン | 片眼近/片眼遠 | 慣れやすい人 | 立体視/夜間は要検討 |
フィッティング・安全・費用の補足
- フィッティング:BC/DIAは相性が出る。迷ったらBC・DIAの選び方参照
- 評価タイミング:昼/夕の2回(瞳孔径変化)で遠・中・近を再評価
- 安全面:処方箋の考え方と定期検診、検診頻度を厳守
- 計算式:実質額=税込+送料−還元(ポイント/クーポン)
- 使い分け:PC特化/読書特化は読書/PCに強い設計を参照
よくある質問
Q. まずCNとCD、どちらを選ぶべき? ▼
A. PC/読書が主ならCN(中心近用)、運転/屋外が主ならCD(中心遠用)から。合わなければ設計を入れ替えて比較します。
Q. ADDはどれくらいから? 上げてもいい? ▼
A. 最小のADD(Low)から。足りないときにのみMid/Highへ。上げすぎはハロー/遠方低下の要因になります。
Q. モノビジョンはアリ? 遠近両用との違いは? ▼
A. 片眼を近、片眼を遠に振る手法で、慣れやすさに個人差が大きいです。遠近両用より夜間運転/立体視が不利な場合があるため、まずは遠近両用で最適化→合わなければ検討が無難です。
まとめ:最小ADDで遠中近バランス
- 設計(CN/CD)×ADD×瞳孔サイズで見え方が決まる
- ADDは最小から、遠→中→近の順で用途評価
- 迷ったら設計変更/モノビジョンも選択肢
- 購入は実質額(税込+送料−還元)で即決
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