【コンタクトレンズ】こすり洗いは必要?最新事情|“軽く短時間のこすり洗い→すすぎ→消毒”が最短で確実

「no-rub(こすり不要)って書いてある」
「本当にこする必要ある?」
結論は、軽い短時間のこすり洗い → 十分なすすぎ → 消毒・保存が最も確実で再現性が高い手順です
過酸化など一部方式は“こすり不要可”とされる場合がありますが、指腹で10〜20秒やさしくこするだけで、曇り・ゴロつき・ニオイの発生を大きく抑えられます
【結論】
毎日:指腹で10〜20秒こすり→たっぷりすすぎ→消毒
過酸化など“こすり不要可”でも軽いこすりで装用感が安定
強くこすらない・爪を当てない。ケース液は使い回しNG
- MPS運用はこすり洗いが基本。no-rub表示でも汚れ多い日はこすり推奨
- 過酸化は“こすり不要”運用も可だが、軽いこすり+十分すすぎで曇り/ニオイを予防
- 力は弱く短時間。指腹で円を描くように。レンズ縁は特に優しく
- 症状が続く/充血は装用中止→眼科相談(材質/度数/装用時間の再検討)
こすり洗いが有効な理由(no-rubとの違い)
- 汚れの主犯は“擦らないこと” : 涙タンパク・皮脂・化粧品は物理除去が最も確実
- 短時間で十分 : 強擦りは傷の原因。指腹で10〜20秒+十分なすすぎでOK
- no-rub表記の落とし穴 : 軽度の汚れには有効だが、濃い化粧/花粉時期は残渣が残りやすい
- ケース衛生がセット : 毎回液を捨て自然乾燥、月1で新品へ
- コストは実質額で : 洗浄液/ケースの補充は税込+送料−還元の合計で判断
失敗しない手順の順序(こすり→すすぎ→消毒)
- Step1 : MPSでこすり洗い→たっぷりすすぎ→新液保存を2週間固定
- Step2 : 曇り/ニオイが残る→過酸化へ切替or週1併用
- Step3 : ケースは毎回自然乾燥、月1交換(使い回しNG)
- Step4 : 不快感継続→装用中止&眼科へ(材質/度数/装用時間の見直し)
方式別の比較(MPS/no-rub/過酸化/1day)
| 方式 | 推奨手順(要点) | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| MPS(多機能)+こすり | 指腹10〜20秒→たっぷりすすぎ→新液で保存 | 最も確実・時短で継続しやすい | 強擦り/爪は厳禁。保存液の使い回しNG |
| MPS(no-rub表記) | こすらずすすぎ→保存(汚れ多い日は軽くこする) | 時短になる | 汚れ残りやすい。メイク/花粉期は軽いこすり推奨 |
| 過酸化(ディスク式) | 軽くこすり→すすぎ→中和消毒→装用前にすすぎ | 強力消毒・ニオイ/曇りに強い | 中和前は装用不可。付属ケースのみ使用 |
| 1day(使い捨て) | こすり洗い不要。手指衛生+装用時間管理 | 毎日新しいレンズで衛生的 | ケア用品不要でも乾燥対策は必要 |
衛生管理と力加減のコツ
- 手指衛生 : レンズ前に石けんで十分洗浄→清潔なタオルで水分オフ
- 水道水はNG : レンズ/ケースとも使用しない。毎回新しい液で保存
- ケース管理 : 毎回自然乾燥、月1交換。変形・着色は即交換
- 旅行/外泊 : 小分けボトルと密閉性の高いケースで漏れ対策
- 医療情報 : 本稿は一般情報。最終判断は製品説明書と眼科医の指示を優先
よくある質問(no-rubの疑問)
Q. no-rubと書いてある場合、本当にこすらなくていい? ▼
A. 軽度の汚れなら対応できますが、化粧品・皮脂・花粉の時期は残渣が残りやすいです。指腹で10〜20秒の軽いこすり+十分なすすぎを併用すると装用感が安定します。
Q. どれくらいの力加減・時間が最適? ▼
A. 弱く短時間が基本。指腹で円を描くように10〜20秒。爪や強擦りは傷の原因です。終わったらたっぷりすすぐのがコツです。
Q. 過酸化ならこすらなくてもOK? ▼
A. 製品上は“こすり不要可”のものがありますが、軽いこすり→すすぎ→規定どおり中和のほうが曇り・ニオイの再発予防に有利です。中和前は装用不可、付属ケースのみ使用してください。
まとめ(最短で確実なケア)
- 軽いこすり洗い→十分なすすぎ→消毒が最短で確実
- no-rubでも汚れが多い日は軽くこするのが安全
- ケースは使い回しNG&月1交換で衛生を維持
- コスト比較は実質額(税込+送料−還元)で
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