【カラコン】バイオフィニティ マルチフォーカル解説|月替×シリコン×両眼設計(D/N)で“遠・中・近”を広くカバー

CooperVisionのBiofinity Multifocalは、月1交換のシリコーンハイドロゲル×両眼バランス設計(D=遠用寄り/N=近用寄り)で“遠・中・近”を最適化する定番モデル
まずはD/Nの割り振りとADD(Low/Mid/High)を最小から決め、遠→PC→読書の順に、昼/夕の2回で評価
【結論】
D(遠寄り)×N(近寄り)の両眼設計で用途に合わせて最小調整
ADDはLowから→不足時のみ段階UP(ハロー/遠低下を回避)
- 月替×シリコンで酸素リッチ、長時間作業に相性良し
- D/Nの割り振りで遠~近の配分を微調整
- 昼/夕の2回評価(瞳孔差)で本番環境に近い見えを確認
- コストは税込表記で比較、判断は実質額(+ケア費)
シリコン×両眼設計(D/N)の利点—夕方までブレにくい理由
- D/Nの組み合わせで“遠の強さ/近の粘り”を両眼で作れる
- シリコーンハイドロゲルは酸素透過が高く、夕方のかすみを抑えやすい
- ADD上げすぎはハロー/遠方低下の原因。最小から段階UPが鉄則
- 月替はケア品質(こすり洗い・溶液選び)が見えの維持に直結
- 費用は実質額=税込+送料−還元+ケア費で正味比較が速い
D/N割り振りとADDの決め方(Low→必要時のみUP)
- ① 生活優先:運転/屋外(遠) or PC・読書(中・近)を決める
- ② D/N割り振り:遠優先=D主体/近・中優先=N主体
- ③ ADDはLowから開始→不足時のみMid→Highへ
- ④ 遠→PC→読書の順で評価(昼/夕2回)
- ⑤ 3〜4週目の甘さ→こすり洗い徹底+溶液最適化+タンパク除去
- ⑥ 価格はクーポン×ポイント最大化×価格比較で実質額最小化
バイオフィニティ マルチフォーカル早見表(設定の目安)
| 観点 | 設定の目安 | 合う人 | 注意 |
|---|---|---|---|
| D/N割り振り | 遠強化=D主体/近強化=N主体 | 用途がはっきりしている | 左右差が強すぎると違和感 |
| ADD段階 | Low→不足時のみMid→High | 読書距離の補助が必要 | 上げすぎ=ハロー/遠低下 |
| 素材/交換 | シリコン×月1 | 長時間PC/乾燥環境 | ケア徹底で月末の甘さ抑制 |
| 実質コスト | 税込+送料−還元+ケア費 | 総額で安さを判断 | 送料無料ラインの到達も確認 |
評価とケアのコツ(昼/夕2回・こすり洗い・実質額)
- 評価設計 : D/Nを入れ替えたAB比較+ADD Low↔Midを遠→PC→近で
- 瞳孔と照明 : 夕方は近が楽/遠が甘くなりがち。昼/夕の2回評価が必須
- 安全面 : 処方箋の考え方と検診頻度を厳守
- 費用式 : 実質額=税込+送料−還元+ケア費(溶液・ケース)
- 関連 : 遠近の仕組み/マンスリー比較もチェック
よくある質問
Q. DとNはどう割り振る? 片眼ずつ変えるの? ▼
A. 一般的には利き目=D(遠寄り)、反対眼=N(近寄り)から開始し、用途に応じて入替・混合をABテストします。違和感が強い場合は左右差を弱めるのがコツです。
Q. ADDはいつ上げる? ハローが怖い… ▼
A. Lowで遠・中・近を評価し、読書距離が明確に不足するときのみMid、それでも足りなければHighへ。上げすぎはハロー/遠方低下の原因です。
Q. 月末に近見が甘い。対処は? ▼
A. まずこすり洗い徹底と溶液見直し(MPS⇔過酸化)、必要に応じてタンパク除去。それでも不足ならN側の比重やADDを一段階だけ上げて、昼/夕の2回で再評価します。
まとめ
- D/N×ADD最小で“遠・中・近”を両眼で最適化。
- 昼/夕の2回評価で実用条件のブレを見抜く。
- 購入は実質額(税込+送料−還元+ケア費)で現実的に判断。
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